穿刺ミス(入院 3日目)Blog
ムクオとムッコの日記今日は実技トレーニングが始まって第2回目の透析です。
テーブルには透析に必要な資材が並べられていて、準備万端です。

さっそく、プライミング(血液回路を組み立てて生食で満たす作業)から。
ただマニュアルの通りにこなしていくのみ…。
この回路の先に何がつながってて
今、何のための作業をしてるんだか
考えてる余裕がまだありません。
やっと、プライミング完了。
次は穿刺。
静脈側(返血側)から始めます。
昨日の自己練習では穿刺も抜針もうまくいったそうですが、
今日はこのあと透析が待っていると思うと、一層気を抜けません。
技士さんたちに囲まれて、
みんなで祈るような気持ちで見守ります。
息を整えて…
針がぶすっと皮膚を抜けます。
血管に入ったみたい!
内筒針を抜きます。
このまま外筒を押し進めて‥‥
あれ?ここから先に進まない!
どうにもこうにもダメ。
どうしよう これはあきらかに失敗です。><;;
ムクオくんは15年の透析人生の中で
何度も痛い痛い穿刺ミスを経験しているので、
うまく血管に入っていない状態がすぐわかります。
こういうときは粘らずに、早めにあきらめてすぐに抜きます。
いつのまにか技士さんが一人増えていて、
よくみると副技士長
「今のは浅かったんですね…
昨日エコーで見てもらった通り、
血管はかなり太くて大きいので、
最初は《もっと》角度を付けて入れて大丈夫です…」
ムクオくん、
血管貫通するかも、という恐怖心がこみあげてくるみたい。
針は二重構造になっていて、
外側がプラスチック製(外筒)、内側が鋭い注射針(内筒)になっています。
内筒で皮膚と血管に穴をあけ、
その穴を通して外筒を血管内に入れ込み、
内筒を引き抜いた状態で、外筒を血管に留置します。
それで、穿刺のときに確認しながら進めるとうまくいくポイントがあって、
ステップ① 内筒を入れる
度重なる穿刺で皮膚は固くなっていますし、血管は弾力があるので、針先に角度をつけて刺さないと跳ね返されてしまいます。ここは思い切りが大切。
内筒の針先で皮膚と血管に穴をあけれたら、針先と反対側の先端まで血液が流れ込むのが見えます。
ステップ② 外筒を入れる
それを見たら、針先を寝かしてもう少し進めます。
外筒も血管に十分入っていったら、針の外側の筒に血液が流れ込みます。
ステップ③ 外筒を留置する
それを見たら、ちょっと一安心
ここから先、内筒の鋭い針はもう必要ないので
駆血帯を緩め、内筒をゆっくり引き抜いて、外筒を奥に進め、血管内に十分入れこんでいきます。
血管には神経が通っていないので、この段階ではもう穿刺の痛みはありません。
それに、外筒は柔らかいので血管を突き破る心配はありません。
ただ、血管壁に当たると鈍い痛みがあるようで、感覚で上手に入れ込んでいくそう。
と、ここまで
技士さんたちが教えてくれたことをもう一度振り返ります。
こういう穿刺を一度も経験したことないムッコは
「ひょぇ~(怖)10連発」ぐらいの冷や汗ものの手順です。
さっきの穿刺だと、ステップ①内筒は成功したのですが、
ステップ②外筒が入っていない状態でした。
初めての穿刺失敗を経験して、ダメージ大きめなムクオくん。
でも、こんなことでへこたれていられません。
ストイックなムクオくん、すぐに気を取り直して、別の箇所に再チャレンジです。
今度は成功です!
よかった~。
冷静沈着な周りの技士さんたちからも、思わずため息がもれます。
動脈側(脱血側)もうまくいきました!
これでやっと透析開始できます。
怖い穿刺ミスでしたが、
技士さんたちが言っていることが身をもって理解できたというか、
手技が一層身についた感覚。
何より、失敗してもあきらめなかったムクオくん、すごい!
ムッコだったら、とりあえずお茶を飲んでみたりして気を落ち着かせますが、
今日は見てるだけにしますので、だれかやって~💦ギブアップ。とも言わず、
間髪入れずすぐに次の針を持って
再チャレンジしたムクオくんのストイックさ、さすがです。
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